アレルギー性疾患(花粉症・アトピー・喘息など)にも鍼灸治療

鍼治療
花粉症、アトピー、喘息、金属アレルギー、食物アレルギー、慢性蕁麻疹など、アレルギー疾患の発症は、東洋医学でもいくつかの原因が考えられます。
その代表的なものは『ストレス』です。
ストレスを受けたとき、体の中の気の流れは渋滞をおこします。これを「気滞(きたい)」と呼びます。「気滞(きたい)」がおこると、気の各種機能に不調がおきますが、その中でも水分代謝に不調がおきたときに、体の中と外に温度差を生じます。体表は冷たくなり(特に足)、体内は熱くなります。こうやって体内におきた熱を「邪熱(じゃねつ)」と呼びます。「邪熱(じゃねつ)」は胃や脾臓を中心とする機能からはじまり、肝臓や胆嚢を中心とする機能を傷め、次に心臓を中心とする機能を傷め、さらには肺を中心とする機能を傷めます
この肺を中心とした機能を傷めたときにアレルギーの諸症状がでます。
東洋医学では、アトピーは痒みのストレスがさらに「邪熱(じゃねつ)」を増やして悪循環となったものであり、花粉症は「邪熱(じゃねつ)」により体内の水分が湿痰というネバネバになって体外へと出てくる症状であると言えます。喘息の場合は、肺だけでなく胃や脾臓を中心とする機能が落ちている体質の方の場合で「邪熱(じゃねつ)」が肺を犯すことでおこります。
いずれにしても、アレルギーは「邪熱(じゃねつ)」を取り去ることが有効とされています。鍼灸治療では、ツボを刺激し経絡の流れを良くすることによって、滞った邪熱を流して取り除くことができます。

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