健康的なダイエットで美しさを手に入れましょう!

ダイエットについて
年末年始に向けて、『お疲れ様会』や『忘年会』、『新年会』などで、ひさしぶりに外食される方も多いのではないでしょうか?

「あれも食べたいラーメン…」「これも食べたいステーキ…」でも、健康であればあるほど食べる量は限られてきます。すぐに満腹になってしまいます。『いくら食べても満腹感がない』これは、体のどこかが栄養失調になっているからおこる生理現象なのです。

それはどこなのか?
血液は大きな動脈から細い動脈へ分岐して、さらには毛細血管に分岐してやっと各所の細胞へ送られます。お腹の上のほうなら充分に送られる栄養も、気が少なくて、内臓が下がってきた状態の下腹部は、内臓の重みで圧迫されて血液は送られません。下半身では、加齢により静脈の弁が働かなかったり、浮腫などで冷えがおこり、毛細血管自体が減ったりして血液が送られなくなります。冷えや肥満が進むと、邪熱が肩や首まわりのコリをおこして頭への血流が半減してしまいます。内臓は十分過ぎるくらい栄養があっても、末端の細胞は栄養が届かなく、今にも死にそうになっている状態になってしまうのです。

送られなかったカロリーはどうなるか?
脂肪として蓄えられていくことになります。肥満なのに栄養失調になってしまいます。体を機能が組合わさったシステムとして考える東洋医学では、肥満をこの様に『どこか機能の一部のトラブルがシステム全体に及ぼす不具合』という風にとらえます。

では、東洋医学的にはどのようにダイエットをするのか?
末端までしっかりと栄養を届けることで、健康な体を作れば自然に理想の体型にしようと考えます。そのためのポイントは、気を巡らせて、血という栄養を全身に行き渡らせることです。つまり、以下のことを心がけると健康的にダイエットができるというわけです。

①血をサラサラにする
・お水は少量ずつこまめに飲む(1.5L~2L/日)
・青汁、玉ねぎ、納豆など(血液をサラサラにするお薬を使っている方はご注意)

②適度に運動をする
・ラジオ体操など
・ウォーキングは足を引きずって歩くのではなく、太ももを引き上げて歩く(一歩一歩、意識して歩く)
・体操は朝陽を浴びながらが効果的(空気中の気を取り込みやすい)
・日常生活においても、指先や足先まで意識をする(腕や脚を動かすなど、中心に近いところだけ意識して動かしてはいけない)

③旬の食材をよく噛んで食べる
・調理に電子レンジを多用しない(高周波の振動により食材の持つ「気」は打ち消されます)
・食べる人の笑顔を思いながら「おいしくなれー」という気持ちを込めて調理する(自分に対しても同様に)
・唾液と混ぜて消化吸収をよくするために、よく咀嚼をして少しずつ意識して飲み込みます(一口食べたら箸を置く)

④吐くことを意識した呼吸をする(腹式呼吸)
・しっかりと息を吐いてから空気を取り込みます(吸ってから吐くではありません)
・一日に数回、吐くことを意識した呼吸を5分間続ける時間を作ります

⑤下半身をあたためる
・足湯をして一日の冷えを抜く(40度前後で20分ほど)
・就寝時に湯タンポを使う(低温火傷にご注意)
・保温より加熱が大切(消えた毛細血管が戻ってくると冷えは解消します)

このようにして全身に気を巡らせて血を行き渡らせると、体の新陳代謝は促進されて理想的な体型に近づいていきます。気功鍼灸治療では、気を補う・邪気を抜く、気を巡らせて全身にくまなく血を行き渡らせることで自己治癒力を高めて体質改善をはかります。
『美しい体は健康から』
自分の体と対話をしながら、年末年始の楽しい雰囲気も味わいながら、健康的なダイエットで美しさを手に入れましょう!

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