こんな症状には鍼灸治療

「気」「血」「津液」の不調には鍼灸治療

【経絡(けいらく)】とは、生きていく上で重要な「気」「血」「津液(しんえき)」の通路のことをいいます。
鍼灸治療は、この通路である【経絡(けいらく)】に沿って361個ある経穴(けいけつ)=ツボを刺激することで、
滞りを改善し「気」「血」「津液」の流れを良くして不調を改善していきます。

気

「気」の不調とは

「気」は生命活動の根幹をなすエネルギー。この「気」の量が不足したり、滞ったり、上下に乱れたりと流れに変調があると様々な不調が現れます。

【気の不調による主な症状】
自汗(普通にしていても汗が出る)・手の冷え・倦怠感・食欲不振・げっぷ・吐き気・おなら・腹部のはり・下痢・風邪をひきやすい・抑うつ・イライラ・不眠・めまい・咳・喘息・アレルギー症状など

血

「血」の不調とは

「血」には大きく2つの作用があり、1つは皮膚や筋肉や骨までスムーズに栄養が行きわたるようにする滋養作用。そしてもう1つは精神的に落ち着かせてくれる寧静(ねいせい)作用です。「血」の量が不足したり、熱がこもったり、循環が悪くなると不調が出てきます。

【血の不調による主な症状】
生理不順・月経困難・月経前症候群・不正出血・過多月経・不妊・貧血・冷え性・太りやすい・便秘・ドライアイ・目のかすみ・クマ・動悸・息切れ・不眠・健忘・発熱・鼻血・血尿・くすみ・乾燥肌・かゆみ・血栓症・神経痛など

津液

「津液(しんえき)」の不調とは

「津液(しんえき)」とは血以外のすべての体液のことで、関節を滑らかな動きにしたり、汗・鼻水・涙・よだれ・つば等を作る作用や骨髄・脳髄を潤す作用をもっています。この「津液(しんえき)」が不足したり、滞ったり、湿度や熱を帯びたりすると不調が現れます。

【津液の不調による主な症状】
乾燥肌・髪のパサつき・喉の渇き・口の渇き・めまい・吐き気・食欲不振・むくみ・水太り・だるさ・下痢・便秘・頻尿・尿の減少・多汗・ニキビ・膀胱炎・大腸炎・冷え性・関節の異常など

「気」「血」「津液」の不調による症状には鍼灸治療を

生きていく上で重要な「気」「血」「津液(しんえき)」の通路のことを【経絡(けいらく)】と言います。鍼灸治療は、この通路である【経絡(けいらく)】に沿って361個ある経穴(けいけつ)=ツボを刺激することで、滞りを改善し「気」「血」「津液」の流れを良くして不調を改善していきます。
東洋医学の1つである鍼灸治療は、体の土台から調整していくことで不調を改善させていくものです。体質改善をしたいなど、根本的な部分から変えていきたいという方に向いている治療です。
病院での治療が悪いということではありません。薬を飲んでも良くならない等、どうにかしたいと思われている方は、鍼灸治療も併用して試してみる価値はあると思います。

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