経絡・経穴とは

経絡とは通路、経穴とは経絡に沿うツボ

生きていく上で重要な「気」「血」「津液(しんえき)」の通路のことを【経絡(けいらく)】と言います。
鍼灸治療は、この通路である【経絡(けいらく)】に沿って361個ある【経穴(けいけつ)】=ツボを刺激することで、滞りを改善し「気」「血」「津液」の流れを良くして不調を改善していきます。

経絡(けいらく)
経絡(けいらく)とは

経絡(けいらく)とは、生きていくうえで重要な「気」と「血」の通路の総称です。
身体の内側(五臓六腑)と外側(頭・体幹・四肢・体表)を結んでいます。
経脈を細かく分けると正経十二経脈・奇経八脈と呼ばれるものがあります。陰経や陽経、手や足、の組み合わせで身体の様々な個所をフォローしています。

【経絡のおもな働き】
① 人体の健全な活動を維持する
② 外邪(ウイルス・細菌・寒さ・暑さ・湿気・乾燥など)の侵入など、疾病に関与する
③ 病態に応じて治療を施す

「気」「血」「津液(しんえき)」は、その経絡(けいらく)を通って、臓腑・組織・筋肉・皮膚など身体の中を循環して、身体に栄養を与え、その機能を調整しています。

経穴(けいけつ)
経穴(けいけつ)とは

経穴(けいけつ)とは、経絡(けいらく)の要所にある、いわゆる「ツボ」のことです。人体に361個あるとされています。
病気にかかると気や血、津液の不調和や、虚実の証があらわれます。
鍼灸で病気を治療、予防する効果があるのは、経絡内で気や血、津液の流れが滞ったときにツボを刺激すると、それが経絡に伝わり流れを改善、臓腑の虚実を調整できるからです。

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