五行論から考える夏バテ対策

お盆も明け、夏も後半戦になりました。
夏バテ真っ盛りの方も多いのではないでしょうか?
今年は梅雨の時期から真夏日もあり、早々に夏バテしてしまった方もいらっしゃることでしょう。

五行論をもとに、夏バテ回復のために摂りたい食品をご紹介します。

五行論とは、世の中のあらゆるものを「木・火・土・金・水」の5つに分類して関連性を求め、生活に役立てようというものです。
昔の中国の哲学者たちが、長い時間と経験と人体実験で、この5つの性質に当てはめていったのです。

それをもとに作られたのが五行色体表。
とても便利な表で、これで診察をしたり体調不良の原因を推察したりすることも可能です。
インターネットでぜひ検索してみましょう!

五行色体表には、季節に合った気を補う食品なども紹介されています。
「五果・五菜・五穀・五畜」といいます。
読んで字のごとく、果物と野菜と穀物とお肉ですね。

五季で夏に当てはまるのは「火」。
「火」の気を補う食品は「杏」「ラッキョウ」「キビ」「羊」です。

その①杏=あんず
呼吸器や皮膚、大腸への潤いを与え、暑さによる乾燥から守ってくれる効果が。

その②ラッキョウ
形が心臓に似ていることから、古来より心臓に良いとされていますが、もちろん成分的にもおすすめです。

その③キビ
粘りがある品種を指しているそうですが、ネバネバは元気の素ですね。オクラや納豆、モロヘイヤなどを摂るといいでしょう。

その④羊肉
鉄分が乾燥プルーンの数倍も含まれていて、汗とともに流れ出てしまう鉄分を補ってくれるため、夏バテ解消に役立ちます。

そして日本に住んでいる以上、どこに住んでいても注意が必要なのは、島国故に湿度が高いということ。

五行色体表の五季で「長夏」や「土用」と分類される梅雨ですが、本場中国は大陸のため、夏の終わりから秋にかけて湿度が上がります。
一方日本では、夏前はもちろん、春から秋まで湿度が高くなる傾向があります。
長い期間にわたる高い湿度によって、胃の働きが弱くなり、気の取り込みが悪くなってしまうのです。

そのため、日本においては、気がタップリ含まれている「土」の食品は常に摂っておきたい食品です。

その⑤ナツメ
気を補う代表選手の果物です。

その⑥アオイ
オクラのことで、キビと同じくネバネバのもは古来より気が多いと思われています。

その⑦ヒエ
とても栄養価が高い穀物です。

その⑧牛肉
いわずもがな、牛の強い気がタップリと含まれるスタミナ食品です。

その⑨おかゆ
風邪の時にも重宝するおかゆは、血糖値を安定させ、効率よくエネルギー変換できるうってつけの食品です。

まだまだ30度超えの気温が続きそうです。
「気」をうまく取り込むための食品をたくさん摂って、健康的に夏を乗り越えましょう!

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