最近何だかダルイ…、疲れが取れない…、でも病気ではなさそう…そんなお悩みはありませんか?
原因として考えられるのが『五月病』です。
『五月病』を調べてみると、
「精神的なもの、環境の変化などによる心身の疲労が原因であり、病気ではない」と考えられがちです。
しかし、東洋医学での考え方は少し違っています。
①冬から春になる寒暖差でおきた冷えによる気の滞りや寒さから、水分をとらなくなってしまう
②春に汗をかくことで、血が濃くてドロドロになってしまう
③そうすると、『体の中におきる悪い熱(邪熱)』がうまれる
④この『邪熱』は胃を中心とした機能に悪影響をおこしてイライラするようになる
⑤さらに進行すると、『邪熱』は肝臓を中心とした機能までのぼるとイライラするようになる
よって、梅雨が近づくにつれて体の中に『湿邪』が溜まり始めます。
その『湿熱』が原因で、心臓を中心とした血を循環させる機能である『心』に悪影響をあたえ、不安感にさいなまれてしまいます。
つまり、『五月病』は一過性の体質の変化なのです!
『五月病』を乗り越えるもっとも重要な対策は、『呼吸』です!
ポイントは、ただ『呼吸』するのではなく『しっかり吐くこと』。
その理由は、冬場の吐息が白いように吐く息には湿気がたくさん混じっているため、
体の中の『湿邪』は、尿や汗よりも『吐く息』で効率良く『湿邪』を追い出すことができるからです。
手軽にできる対応策としては、
・有酸素運動
・歌を歌うこと
・大きな声で会話すること(感染症対策は徹底しましょう。)
などが挙げられます。
屋外で大きな声を出すことが理想的ではありますが、
カラオケで好きな歌を熱唱することも、五月病の対策として効果があるということです!
皆さんもこの時期はより一層『呼吸』を意識して、『五月病』を乗り越えていきましょう。