何だかぼーっとする、眠くなる、じっくり考えられない、頭が痛い…
そんな症状の方がこの時期増えてきます。
原因はいったい何なのでしょうか?
それは「体内の水分量」です。
水分代謝のバランスが崩れていると、上記の症状が起こりやすくなります。
体内の水分が少ない場合
体内の水分が少ない方は、身体が細胞などに水分を蓄えることを優先して、血管の中の水分が脱水ギリギリの状況になります。
結果、血がドロドロになって頭に血が巡らなくなるのです。
主に春に多いパターンですね。
体内の水分が多すぎる場合
余分な水分が湿邪となって、「湿熱」という内熱が起こります。
体の芯が熱く感じ、ほてったような状態になります。更年期障害のホットフラッシュに似た症状です。
熱は上にのぼるため、肩こりや頭痛の原因に。
また、血液中の水分が多い場合も血液はドロドロになってしまうため、頭に血が巡りづらくなるのです。
湿気が強くなる梅雨はこの傾向が強くなります。
また、暑い夏が終わっても、その頃と同じ量の水分補給を続けていると、秋口でも同様の症状になります。
脱水の症状をチェック!
ご自身の身体がどのくらいの水分量を保持しているのか、尿の回数と飲んだ水分の量をメモしてみましょう。
・水分補給が5回以下で、尿が少ししか出ない方
絶対的に水分を飲む量が少ないです。意識して飲むようにしましょう。
・水分補給が5回以下でも、尿の量が多い方
一度に接種する水の量が多すぎる可能性があります。
トイレに行きづらい環境でなければ、できるだけこまめに水分を摂るようにしてください。
・水分補給が7回以上で、尿が少ししか出ない方
水分を摂る量を2割ほど減らしてみましょう。
飲む回数を減らすのではなくて、一回の量を2割ほど減らすのがおすすめです。
・水分補給が7回以上で、尿もたくさん出る方
完全に飲み過ぎです!
ビールやチューハイなど、ゴクゴク飲めるお酒を飲んだり、「喉が渇く」とお茶や炭酸をたくさん飲んでしまっているのではないでしょうか?
逆にお水は喉を通りにくくなっている方もおられるでしょう。
習慣的に大量の水分を摂取する機会のある方は、毎日ではなく隔日にするなどの工夫をしてください。
体内のバランスを整える鍼灸治療
鍼灸治療では、水分代謝のバランスを含め、さまざまな体内の滞りを改善し、不調を改善していきます。。
ほてりや倦怠感などでお困りの方、お気軽に鍼灸治療院の瑠璃庵までご相談にお越しください。
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